かつて山のなりわいをしていた杣人たちは、
自然とともに生きていました。
「一升わっぱ」と呼ばれる曲げ物の弁当に、
ご飯を山盛りに詰めて山へ向かう。
自然素材で作られたその弁当箱は、
使い終えれば小さく収まり、軽くて機能的。
箸も、道中で拾った枝をその場で削って作り、
食後は自然へ還す――。
あるもので工夫し、自然と調和して暮らす姿。
当たり前にあった“ブリコラージュ”の精神から
インスピレーションを受け、山ノ縁の商品は生まれました。
山の空気と木の香りに包まれて食べるご飯は、
単なる食事ではなく、自然とつながるよろこびそのもの。
自然とともに生きることの喜びを全身で感じる、
かけがえのないひととき。
私たちは、そうした感覚こそが、現代社会において
あらためて大切にしたい価値だと考えています。
たとえば、山を歩くとき。
ちょっと体にやさしいものを選んでみる。
地元の素材でつくられたものを味わってみる。
そんな小さな選択が、結果的に地域の山や道を守ることにつながっていたら―――
山ノ縁を通じて、少しだけ未来への貢献をしませんか?
「山の縁」は、食べた人の体をやさしく整えるだけでなく、
売上の一部(2%)を、「北アルプストレイルプログラム(登山道整備協力金)」に寄付します。
誰かに「貢献したい」と大きな声で言う必要はなく、
ただ美味しく食べて、楽しく山を歩くことで、いつの間にか自然とつながり、
地域とつながっていける。
山と、自分と、そしてちょっと誰かのために。
そんな、無理のないやさしい循環を目指しています。